Tag Archives: ラーメン

「多層構造を成す美味しさのベースにあるのは味わい確かな醤油の朱(あか)だった」
上方レインボー
加里ラーメン

ポリシーというよりセンシティブを感じるほど外観、内装、制服まで真っ白。ホールスタッフの接客もとても柔和で、その指導を思うと背筋が伸びた。店内に立ち込める香辛料の香りが、醤油と加里とで迷う僕のそんな背中を押した。アローカナという、栄 …

「ほどける三つ編みの旨味」
麺や佑
鶏魚豚らーめん

まず煮干しのいい風味が鼻へ抜けて、それから動物系の深いコクが持続する。絡み合う芳醇な旨味の束、言わば「旨味の三つ編み」が、舌の上でほどけ、そして、染み渡っていく。 私は旨味というものを、スープに漂う成分のひとつと認識していたが、こ …

「ヤケドに注意!色々と露骨な激アツ旨辛らーめん」8910 北新地店 赤ホルモンラーメン

ホルモンと麺の入ったチゲ鍋石鍋でクツクツと煮えるスープ見るからに激アツフ~フ~と吹き少し啜る 見た目の割に辛くないマイルドな旨味とほのかな酸味それから歯切れの良い細麺プリプリの大振りマルチョウが5切 ジワジワと来るピリ辛喉がチリチ …

「全汁不可避の旨塩ラーメン」らぁめん トリカヂ イッパイ 特製塩らぁめん

濃密な貝出汁の旨味を存分に感じられさらに鶏の滋味にも満ち満ちた味覚にじわっと浸透する旨塩スープなんだこの素晴らしいこれは(動揺)奥深く豊潤でいて透明舌が幸せに包まれる 美味すぎる ザクザク歯ごたえと風味ある細麺厚切りの鶏胸肉チャー …

「スープの濃さと麺の種類を選べ(迫真)」やまざき屋 黒とんとん

この店には以前に1度来ている。確か4年ほど前のことだ。だがこのブログに記事を書いていない。なぜなのか?どうしても思い出せない。だからもう一度、食べにきた。当時の俺に一体何が起こったのか、確かめたくなったんだ。 やまざき屋 黒とんと …

「試される美食、感じ取る味覚」尾道ラーメン 十六番 本店 十六番ラーメン大盛

食べ歩きが人生と似ているなと思うのは、はじめはどこで何食べても目新しくて、キラキラしていて美味しいけど、数をこなして経験を積むと、あーこれはあれと同じだなとか、これはあんな味だろうなっていう風に、キラキラやワクワクを感じにくくなる …

「とまとラーメンってなんか酸っぱそうで敬遠…そんな人にこそおすすめできる一杯」とまとの里 信濃路 宝天麺 ごはんセット 大盛に小ライス

佇まいは老舗お世辞にも綺麗と言えない内装店内に立ち込めるニンニクの香りにお腹の減りが加速しますラーメンに入れるヤキブタは作っていない肉質がよくないので、と書いてあって何か僕には解らない事情でしょうがこれも宿命と割り切ります スープ …

「いのち短し食せよ細麺」金久右衛門 道頓堀店 紅醤油ラーメン 大盛り

金久右衛門 道頓堀店紅醤油ラーメン 大盛り いのち短し食せよ細麺紅きスープの冷めぬ間に後口キレる醤油味きざんだネギが合う模様 いのち短し食せよ細麺ぴちぴちぱつんなコシとハリ摘(つ)まめや運べが止(や)まぬ箸量に限りのあるものを い …

「ピリ辛が恋しい季節になりましたね」担々麵&中華バル 辣将軍 A担々麺セット(+黒胡麻)

冷たい風が冬の訪れを感じさせ、ピリ辛・激辛グルメに対する欲求高まるこの頃に、店名からして打ってつけの“辣将軍(カラショウグン)”。鬼軍曹(ONIGUNSOW)なみの語感の強さ。店内に充ちるスパイシーな芳(かぐわ)しさが肺胞ひとつひ …

「麺劇’20 ~家系ラーメンの“誘力”~」らーめん あじどの ネギラーメン

さあ今夜のラーメン屋は日本橋の駅近で朝5時まで営業し飲み会のシメ難民を救済する “あじどの” ! おっと? 往来の真ん中で立ち止まりおもむろに財布を取り出す藤選手店外の券売機で食券を購入し!指を鳴らして臨戦態勢!そのさまを大衆に見 …