-- スポンサーリンク --
藤ごち。食い道楽の旅2016in四国08
～さぬきうどんに花束を～
日の出製麺所
釜玉160円
イートインの営業は昼間の1時間
最初の100杯は「さぬきの夢」を使用
※「さぬきの夢」とは香川県が独自に
品種改良を重ねたうどん用の小麦
これはなんとしてもいただきますと
意気込んで11時に駐車場へ到着し
入口の見える好位置に停めて車内でウトウト
ふと気づくと開店10分前の店の前に人影
(しまった、出遅れた)
寝呆けた頭を振り車を降りる
人影はやはりイートインの先客たちで
私は3組目の6人目につけた
開店時間が近づくと店員が店の前に出てきて
メニューの内容を説明する
その内容とはおよそHPにある通りだ
http://www.hinode.net/about
釜玉は混ざった状態ではなく
うどんの下に玉子が入っているとのことで
安心してそれを注文する
案内されるままに座ってうどんを待つ
狭い店内にぎっちり詰まった客に
あらためて店員が声を張る
大体次のような内容だ
・温冷で配膳の順番が前後すること
・頼んだ品が来たら挙手すること
・薬味や出汁はテーブルのを勝手に使うこと
・100杯は「さぬきの夢」使用であること
・会計時は自己申告すること
ほどなく「釜玉小の方～！」と言われ
「はい～」と元気よく手を挙げる
他にも同じ注文の人が居たようだが関係ない
-- スポンサーリンク --
まずは何もつけず1本すする
あたたかなうどんはつるりと唇を撫で
噛む歯をその弾力でグンと押し返す
ほんのり塩気が効いていて
ふっと何か良い香りが鼻に抜ける
？(ﾟДﾟ;) なんだか高級感がある
隣の人の前を失礼してネギの束を取り
ハサミで切って入れて
さらに揚げ玉を少し
醤油をさっと回しかけて
底の玉子とかき混ぜていただく
！(ﾟДﾟ;) これは、なんだ
白く、細長く、打ち伸ばされた、これは
夢だ、さぬきの、いや、人類の夢だ
奇跡が卵を纏って口の中にすべり込んでくる
この一杯に携わった店の人々
さぬきの夢にかけた開発者の人々
材料となったすべての命
この旅に快く送り出してくれた妻
おれを生んでくれた親父お袋
いまここにいない友達に
感謝
自然と手を合わせていた
視界が揺らぐ これは… 涙？
そうか、うどんはもうない
今日は一日このうどんを食べ続けたい
しかし、そうはいかないのだ
人は夢のなかに居続けることはできない
目覚めの時だ
お姉さん、お勘定！
【お店】日の出製麺所
【アクセス】ＪＲ坂出駅から徒歩10分
【メニュー】釜玉160円
【味】美味いというどころではない
【雰囲気】町内会の寄り合い
【妻の興奮指数】保留
【俺のおすすめ度】AAA
– – – – – – – – – –
★俺のおすすめ度格付
AAA 大満足！超おすすめ店
AA 満足！おすすめ店
A おすすめ店
B 可もなく不可もなく
C 人によってはおすすめしない
D おすすめしない
-- スポンサーリンク --
