パン食べ放題のランチは11:30から。
前日までの予約はできなくて、
当日、直接店に行くしかない。
適当に朝食を済ませ、クルマを走らせた。
9:45頃に到着し、3組目につけた。
白いキューブ状の建物の前の、
くの字に折れたスロープに立つ。
あたりは香ばしい匂いが立ち込めている。
10時に1階のパン屋が開店したら、
向かって左の扉から入って階段を上がり、
2階のカフェスペースでランチの席を予約。
そのままカフェの利用もできるし、
1階で買った好きなパンを、
持って上がって食べる事もできる。
ランチ利用者は一旦店を離れてよいが、
11時半から順番に名前を呼ぶから、
それまでには戻るように───
そんな説明を、開店直前の店頭に
列を成す12組の客へ向かって、
慣れた感じで声を張る店員さん。
そういう案内板を立てる気はないみたいだ。
予約を済ませた客は順次解散し、
1時間余りの外遊に出る。
駐車場が埋まることもあるそうなので、
春風吹くクルマの中で靴を脱いだ。
やがてぼちぼちお腹も空いてきた11:20頃、
駅の方から歩いてやってきた妻と合流。
軽いKISSをして店に入ると、
カフェスペースの入口にはすでに人集り。
順番が来れば呼んでくれるそうで、
安心して1階を散策する。
なぜかパンの隣で雪駄が売っている。
食べ物と履き物の抱き合わせとは珍しい。
約束どおり3番目に呼ばれ、
低いテーブル席に掛けて、
ランチについての説明を聞く。
メイン料理を4種類から選び、
ドリンクを1種類選び、パンは取り放題で、
デザートは+200円。
通常のカフェメニューもいけるそうで、
妻は嬉々として念願のサバランを注文した。
メイン料理の選択肢は、
パスタ(2種)、煮込みハンバーグ、
ドライカレー、オムライス。
オムライスはご飯の上でパカッと開く奴で、
ハンバーグには十六穀米ライスを付けられる。
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カウンターに並べられたパンは、
一般的なパン屋でそうするように、
当座のトングを借りて取る。
トングの先をカチカチやってバネを確認。
やわらかい惣菜パンは無く、
デニッシュやリュスティックなど
硬派なパンが所狭しと並べられている。
小麦フリークの心躍る光景。
欲を言えばベーグルも欲しかった。
盛り付ける皿は絶妙なサイズで、
全種類のパンは乗り切らない。
暗黙の了解で妻と手分けしてパンを集めた。
皿いっぱいのパンにテンションは上々。
● 前菜プレート
オシャンティーの一言に尽きる。
口の中ではかなくほぐれる、
繊細なキッシュの上品さがスゴい。
野菜に掛かったドレッシングも華やか。
気分は一流リストランテ。
● 煮込みハンバーグ
たっぷりのデミグラスソースで、
さながらシチューハンバーグ。
あふれ出す肉汁の旨味に頬が落ちた。
濃厚ソースは、パンを浸すべき頼れる相棒。
● クロワッサン(16層・27層)
生地の重ね方で2種類ある。
パリパリ、サクサク、そしてムチリ。
芳醇なバターが味覚と嗅覚を蹂躙する。
16層は、私史上最高のクロワッサン。
27層は、もはや新次元。クロワッ様。
● 全粒粉のブラハム食パン
カリッとトーストし、バターを塗って
スティック状にカットしてある。
バターと小麦の香ばしさがビッグ・バン。
私のトースト観は上書き更新された。
● ノア レザン フィグピール
この日のMVPならぬMVBがこちら。
ずしりと重さのあるパン。
ごろごろと埋まる果実は宝石。
その食感、その味わい、その香ばしさ、
ノア レザンの完全なる上位互換。
たまにナンジャコリャみたいなパンもあるけど、
そうでもないと、こんなの、
1人2,000円だって大して利益出ないだろう。
上質なパンの食べ放題はもちろん、
前菜からメイン料理もバッチリ美味。
わざわざこのランチのために、
三郷町くんだりまで行く価値のある店。
大満足の、ご馳走様々。
【お店】Cafe funchana
【アクセス】JR三郷駅から徒歩2分
【メニュー】ランチ 1,980円
【妻の興奮指数】80
【私のおすすめ度】AAA
★私のおすすめ度格付(僭越ながら)
AAA 大満足!絶対おすすめ
AA 満足!超おすすめ
A おすすめ
B 可もなく不可もなく
C 人によってはおすすめしない
D おすすめしない
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