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10人くらいで囲む大人数用の、
でかい半個室に一人、案内される。
店員は笑顔弾けるピチピチギャル。
とりあえずビール。
「ツマミ、何か早く出るものないですか?」
「そうですね…、…串カツとかですかね」
「ああそう……」
豚玉といかそばを頼み、
ビールだけを飲んで待つ。
…暑い。
じわじわ暑い。
おかる
豚玉、いかそば
灼ける鉄板、半個室に熱が籠もる。
たまらずジャケットを脱ぎ、袖を捲って、
流れる汗を拭いながらグラスを傾ける。
先のピチピチギャルが再び現れる。
慣れた手つきで豚玉の生地を広げる。
「絵、描いてくれるんですて?」
「はいっ(満面の笑み)ご希望ありますか?」
「そうやなあ…」
加速度的にぬるくなるビールに口をつける。
かぽっとお好み焼きに蓋をして、
考えててくださいね~と言い残し、
去ろうとするギャルを呼び止める。
ツマミが欲しい。
「焼きそば先に出してくれません?」
「お好み焼きとタイミング合わせますよ(満面)」
「ああそう……」
やがてビールもなくなる頃、
出来上がった焼きそばが運ばれてくる。
ジュアァ~ッ!と鉄板で音を立てる。
……これは焦げる。
早く鉄板の火を切って欲しいが、
豚玉はまだ焼けない。
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マヨアートにはブログタイトルを頼む。
ギャルが食べ物に字を書く様子を、
黙って眺める妙な時間。
これはメイド喫茶のあの感じだ、と思う。
その間も焼きそばは焦げ続ける。
素敵なアート制作を見届けたら、
残った焼きそばを急ぎ小皿に避難させる。
しかし時すでに遅し。
蒸し焼きにしたお好み焼きは、
表面カリカリ、中ふんわりの塩梅。
酸味のあるソースが舌を刺す。
ギャルが器用に字を書いてくれた、
そのこと以外は特に普通のお好み焼き。
かつお節や青のりもテーブルになく残念。
流行のインスタ映え狙いかと思いきや、
調べるに結構な老舗だそうで、
インスタグラムのサービス開始などより、
ずっと前からそれを地で行っている。
地元にも長らく愛されてきた様子。
立地の良さでお値段もそれなり。
ご馳走様々。
【お店】おかる
【アクセス】各線日本橋・難波より徒歩圏
【メニュー】豚玉800円、いかそば800円
【味】普通
【雰囲気】一般的なお好み焼き屋
【妻の興奮指数】保留(不在)
【俺のおすすめ度】B
– – – – – – – – – –
★俺のおすすめ度格付(僭越ながら)
AAA 大満足!絶対おすすめ店
AA 満足!超おすすめ店
A おすすめ店
B 可もなく不可もなく
C 人によってはおすすめしない
D おすすめしない
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