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藤ごち。食い道楽の旅2016in四国Final
~瀬戸内の花嫁~
「ごめんお兄さん9時から!」
ぶらっと店内に立ち入ったおれに
奥からあらわれた痩せたおかあさんが
手振りで外へ出るよう促す
店の隣の駐車場に戻ると
確かに車々には人が乗っている
みな、開店を待つひとたちなんだろう
びんび家
おまかせ定食2000円
慌ただしい店員の騒がしく雑すぎる接客は
漁師町の食堂という雰囲気がして
むしろなんだか頼もしい
ここでゴニョゴニョ言っていては
いつまでも放ったらかされる
適当に手を挙げて「おまかせ!」と叫ぶ
すると先のおかあさんが気づいてやってきて
ハスキーな声で確認を入れてくる
「ハマチ?タイ?」
彼女の一人称は “俺” なんじゃなかろうか
常連らしい夫婦が隣のテーブルにやってきて
煮魚やアラ煮、白飯や汁物など
定食でなく単品を慣れた様子で頼んでいた
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全然揃ってから出てこない
一品ずつばらばらと並べられる
このあと漬け物と小鉢(シラス)が来た
まず天ぷらを摘まんでみる
海老、いんげん豆、茄子、イカ、芋
いずれもサックリと揚がっていて美味しい
天つゆが良いみたい
わかめがたっぷり入った味噌汁は
ものすごい芳醇な磯の香り!
魚の出汁の味わいが深く
言わば、これは食べる味噌汁
はまちの刺身の綺麗な色と厚み!
おれなど一切れを一口で食べるから良いが
ここまで分厚いと逆に噛みきれなくて
世に言う「女子」は難儀しそう
大阪の定食屋で食べるような
冷蔵庫でキンキンに冷やされた刺身でなく
常温に近いぬるめの温度で供される
それでいて表面はすべっとして
噛めばザクッと締まった身の歯ごたえよく
臭みなどこれっぽっちもない
新鮮な刺身の証ではなかろうか
ご飯が足りないかと思ったが
意外とそうでもなく腹がいっぱいに膨れた
これはいい朝ご飯になった
さあ、いよいよ旅の終わり
四国の美味いもんを堪能でき
大満足の一週間でした
これから妻の実家へ向かい彼女を拾いつつ
お土産を渡して回るかな
ご馳走様々!
【お店】びんび家
【アクセス】徳島鳴門インターから車で10分
【メニュー】おまかせ定食2000円
【味】新鮮な刺身に舌鼓
【雰囲気】講堂みたいで賑やかな定食屋
【妻の興奮指数】保留
【俺のおすすめ度】AA
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★俺のおすすめ度格付
AAA 大満足!超おすすめ店
AA 満足!おすすめ店
A おすすめ店
B 可もなく不可もなく
C 人によってはおすすめしない
D おすすめしない
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