「18年前に作ってたこの味、うま辛」
五味八珍 長居店
ラーメン煮玉入
オムチャーハンセット


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今回は私が思い出話に花咲かす回なので、食レポ的にはあんまり期待せんといてください。

さて長居駅から南に下った角地の五味八珍ラーメン長居店。学生時代にアルバイトとして働いていた21、2の頃以来なので、およそ18年振りの訪問。入店するやカウンター中央に足立店長。変わってない!w。いまも店長されてるのかな?のっそりした雰囲気なのに調理中だけやけにキビキビしているのも変わらない。見た感じ今50過ぎくらいか、だとすると、当時30代から店長やったのか。実は出世頭の敏腕なのかな、記憶違いでなければ。

池田美優みたいな顔してどこか達観した風の、大学生ぽい女の子に注文を伝える。あの頃ホールに立ってた子は倖田來未みたいな顔をしていたな、名前思い出せないけど。彼女も今や37、8か。いいお母さんになっていたりするのかな。それから堰を切ったように、当時一緒に働いてた人たちの顔が次々と想起されて、玉さん、松さん、じゅりあん、あと誰だったか男の子。みんな元気にしているといいけど。

カウンター越しに厨房を覗く。あそこで白菜を仕込んでて手のひらの皮を削いだな、そこでタワシ使ってチャーハン炒める練習したな、ここで一斗缶が爆発して大ヤケドしたな、などと眩しい記憶を色々と思い返すも、足立さんの顔が視界に入ると全然ノスタルジーに浸れない不思議。

そうしてあれこれと回想に耽っていると、あっと言う間にラーメンとオムチャーハンが出てきた。これこれ!あの扉の奥の控え室でまかないとして毎日、喜んで食べていた組み合わせ。

ラーメンは、鍋で白菜に火を通して調理する、天理とか神座とかと同系統の醤油味。天理ラーメンほど刺激は無くて、神座ラーメンほど甘くなく、それらの中間くらいの味わい。にんにくと化調も感じるジャンクな一杯。麺がこんなに縮れていたか定かでないが、チャーシューの質は変わったみたい。それに今日は白菜があまり良くない。当時は、自分用にもっと豆板醤と白菜を多めにして作っていたなあ。それとゆで卵、これ毎日みんなで代わりばんこに剥いてた。

オムチャーハンはここの定番メニュー。でも綴じ卵が下手くそw。シャバシャバですがな!もっとふんわり火を通さないと。でも下のチャーハンは上手。味は、そうそう、こんな感じ。卵と白ごはんと、“チャーハンの素”と呼ばれてた銀ダライに入った謎の具とを混ぜて炒めてた記憶。あの謎の具は店長が仕込んでたのかな?レシピは聞いた覚えがない。肉の脂の香味を感じる、素朴な味わい。

塩気が強いのでスープは飲み干せないけど、身体の芯からジワジワと熱が巡って来て、額に汗が滲む。寒い冬に腹へ入れて温まりたいそんなラーメン。美味しくいただきました。

ここからは妄想やけど
私が退店した後、もしかしたら、

「さっきここに座ってたお客さんさあ」
「メガネの男の人?」
「そう、な~んか見たことある気する」
「知り合い?」
「うーん、ちゃうと思うけど」
「けど?」
「なーーーんか知ってる気する」
「昔バイトで来てたとか?」
「ウーン、あんなおじさん雇ったかなあ」
「昔やったらおじさんちゃうやろ…」
「あ!それもそうか(ポン)」

みたいなしょうもない会話してそう。
また18年後に来よう、ご馳走様々。

【お店】五味八珍 長居店
【アクセス】御堂筋線長居駅から徒歩5分
【メニュー】ラーメン煮卵+オムチャーハンハーフ 1,250円
【味】旨辛醤油ラーメン
【雰囲気】活気よし
【私のおすすめ度】A

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★私のおすすめ度格付(僭越ながら)
AAA 大満足!絶対おすすめ
AA 満足!超おすすめ
A おすすめ
B 可もなく不可もなく
C 人によってはおすすめしない
D おすすめしない

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