「野田の秘境でホルギョ!」- 餃子さんかく 地獄谷竹炭ホルモン餃子


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人がすれ違えないほど細く暗い通路の先に
1軒の小さな小さな飲み屋がある
そこでは美人女将が一人で
イラッシャイ… イラッシャイ… と言って
夜な夜な、客をもてなしているらしい

 

地獄谷は初めてdeathなどと言って
妙に高ぶる同僚と一緒に店探し
街頭少ない夜の細道を行ったり来たり
ようやく見つけた木の扉は閉ざされていた…

 

裏口らしい戸

 

だから取っ手を掴んで開けた…

 

 

 

 

地獄谷 餃子さんかく
ホルモン餃子

 

 

入口すぐのほの暗い階段の先から声がする
どうやら二階席もあるみたいだ
暗闇の向こうから男女の笑い声が聞こえる
やけに楽しげな賑やかさが耳につく

 

数歩進み、女将が待つ店の中核へ
「イラッシャイ…」
美人女将の噂は本当だった
(Google様の言うとおりだ…)
ネット社会のリアルに僕は少しぞっとした

 

カウンター席に座れば背中に壁
私のようなデブにはキチキチの幅しかなく
隣に誰か座ったらもう逃げられない!
僕らは慎重に注文の品を選んだ…

 

 

 

トムヤムうずら

ю トムヤムうずら
鼻を突く酸味と旨味で
次のひとつを誘う魔性の味わい
ビールへ伸びる右手を、僕は制御できない!

 

 

いちぢくチーズ

ю いちぢくとクリームチーズ
謎めいた名前は冒険の香り
クラッカーに乗せて恐る恐る口に含むと
風味はラムレーズンアイスに似たそれだった
いけますね… 急に同僚が言った

 

 

ホルモン餃子

黒い餡

ю ホルモン餃子
皮の内側からのぞく漆黒の餡
竹炭が練り込まれているとのこと
食感はぐにぐにと確かにホルモンのようだが
薄暗い照明ではその正体はよく見えない
そしてあとから鼻に抜ける香り
これは何の香りだろうか、紫蘇…?
謎めいた餃子に僕らは小さな舌鼓を打った

 

その時、ふっ、と、
餃子を包む女将が微笑したかに見えた
しかし見上げた時には真顔だった
おいしいですね…
振り向くと同僚も真顔だった
僕は少しぞっとした

 

 

会計を済ませた僕らは
次の一軒を探して再び地獄谷を散策した
ぐるっと店の外をまわり込むと
立て看板に白い幟、開かれた扉
そうか… 僕は気がついた

 

正面らしい戸

 

こっちが正面入口か

 

 

余談だが、お化けの世界には
会社も仕事もなんにもないらしいね
いや、別に関係ないけど

 

ご馳走様々

 

メニュー1

メニュー2

 

【お店】餃子さんかく
【アクセス】阪神野田駅から徒歩5分
【メニュー】地獄谷竹炭ホルモン餃子
【味】雰囲気も味わいのひとつ
【雰囲気】秘境の隠れ家
【妻の興奮指数】保留(不在)
【俺のおすすめ度】A

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★俺のおすすめ度格付(僭越ながら)
AAA 大満足!絶対おすすめ店
AA 満足!超おすすめ店
A おすすめ店
B 可もなく不可もなく
C 人によってはおすすめしない
D おすすめしない

 

 

 

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