パン大好きの妻がかねてより行きたがっていた美味しいサンドウィッチを提供するお店が宝塚にあるとのことで、それを食するために切符を買って阪急線に揺られる食いしんぼ夫婦。
ルマン 花のみちセルカ店
Aサンド(エッグ・ハム)
●創業50年の老舗ルマン
宝塚歌劇団の団員さんをパリジェンヌになぞらえてタカラジェンヌと呼ぶくらいなので、店名もフランスのル・マン市から取ったのだろうか。店名の書体を見るとラピュタやゴジラのタイトルインが脳裏に浮かび、昭和の香りというか妙に懐かしいような不思議なオシャレさを感じる。
●公演前後は避けるべきか
人気店とのことで行列が懸念された。向かいに位置する宝塚大劇場でおこなわれる舞台公演前と公演直後は特に混み合うと予想し、現在公演中の『星逢一夜』の開演時間ちょうどを狙って訪れたところ、並ぶことなくすんなり入店できた。ちなみにこの日はルマンさんの入った建物全体が改装か何かで足場に覆われており、ぱっと見では営業中か分からないようになっていたことも幸いしたかもしれない。
●店内装飾
ルマンさんのホームページにもあるが、店内にちりばめられた装飾は「アメリカンフォークアート」というらしい。ゴシックでもメルヘンでもない、しかし不思議の国を連想させる可愛らしい内装。一方でスタッフさんのエプロンはピンクの単色で整体師や看護師のよう。我々の思うメイド服とは異なる造りの衣装が採用されている。
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●メニューが豊富!
妻はフルーツサンドも食べてみたいということで5種類のサンドが盛り合わされた「サンドセット」。私は、オーナーさんが命懸けとまで言われるエッグサンドをたっぷり味わいたく、エッグとハムの「Aセット」を注文。他にも肉や野菜や魚と、実に多様なサンドを色々な組み合わせが用意されており、メニュー表にずらりと並んでいる。
●やっぱりエッグサンド!
エッグサンドは評判通りの美味しさ!ほんのり温かくてふわふわのスクランブルエッグは、マヨネーズの風味が優しく口一杯に広がる絶品。やわらかなパンとの相性も抜群で思わず頬がほころぶ。一方妻が注文したサンドセットのたまごは冷えていたので、よく出るセット商品は作り置いて提供の効率を上げているのかもしれない。それでも美味しいことに変わりはない。
●しかしエッグサンドだけじゃない
ハムサンドに挟まったキュウリは歯ごたえシャキシャキ!少し味がついていて、浅漬けのよう。口内がリセットされる感覚で、エッグサンドと交互に食べれば双方を毎回堪能できる。妻の食べているフルーツサンドを一口もらうとこれがまた素晴らしい。たっぷり挟まれたクリームは甘すぎず果物の甘味と酸味と合わさりパーフェクト。甘いものが苦手な私でも幸せな気持ちになった。
●本店はテイクアウト専門
サンドウィッチ専門店ルマン。タカラジェンヌへの差し入れとしても愛されるというちょっとハイソなサンドウィッチは、値段相応の幸せを運んできた。今度は宝塚南口本店にも是非訪れたい。
●お隣には手塚治虫記念館
宝塚大劇場から一足伸ばせば手塚治虫記念館がある。入場料は必要だが、中では手塚治虫の傑作が読み放題。ちなみにうちの豊中ジェンヌはブラックジャックにハマった模様。全巻まとめ買いの予感。またルマンで腹ごしらえして他の作品も読みに来ようか。
御馳走様。
【お店】ルマン 花のみちセルカ店
【メニュー】Aサンド(エッグ・ハム)
【価格】761円
【ボリューム】小食の人なら満足
【味】しあわせな美味しさ
【雰囲気】ファンシーな店内
【妻の興奮指数】72
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