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恐らくこの日に初めて下車したJR大阪環状線の弁天町駅から、案内板に従ってぐねぐねと上下左右に歩き、方向感覚を失った頃に到着したアートホテル大阪ベイタワー。エレベーターに乗って鼓膜が張るほど昇った51階に、SKYBUFFET51はある。
暗く狭い通路の先の、小さなドーム状の小部屋に受付があり、造花のアーチをくぐったその先に広がる大空間。正面にはキラキラきらめくハートのフラワーアートというクサイ演出。刺激に飢え続けるシティーガール達のハートはがっちり鷲掴みだ。
ビュッフェ開始までの束の間、iPhoneを手に、SNSで見せびらかすための写真撮影にいそしむレディに紛れ、おっさんも変態Xperiaで狙う際際のインスタ映え。さらにそんな我々を紳士的にエスコートする、立ち振る舞い優雅な黒服の眩しい笑顔。
いざ食べ放題スタート。一斉に料理に叢がる腹ぺこアマゾネス達。お先どうぞと常に最後尾の弱腰ケンタロス。あせらずとも良い良い、料理は無限。少しずつ摘み取った宝石を皿に並べていく。もっと取りたい！と、早く食べたい！の葛藤を楽しむ。
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大胆に素材を活かした肉料理、趣向を凝らした小鉢などバラエティ豊かな品々。いずれも美味しく仕上がっている。特に豚肉と野菜の扱いが素晴らしい。カレーの牛すじは大振りでとろとろ。一方で、鶏肉と麺・飯類は及第点という印象。
パスタ2種とローストビーフはカウンターキッチンでオーダー。大きな皿にチョビっと渡されて萎える。ローストビーフはまだしも、麺類は好きなだけ盛らせてほしいところ。また唐揚げマニアとしては、唐揚げのクオリティには閉口せざるを得なかった。
品数のおよそ4割を占めるスイーツに関しても、色々と工夫を凝らしたものが並んでいたらしい。詳しくは誰か他の人のレビューを参考されたし。妻もあれこれと愉しめたそうで実に良かった。特にチョコの棒が刺さった花のやつには感動したらしい。
総合的に満足のいくクオリティ。先に上げたイマイチな部分に関しても、窓から見下ろすビルだらけの灰色の街並みと、何ら腹の足しにならないフラワーアートと、ホスピタリティに富む黒服スタッフの眩しい笑顔で、帳消しと言って差し支えない。
【お店】SKYBUFFET51
【アクセス】弁天町駅から徒歩圏
【メニュー】ランチビュッフェ 3,800円
【雰囲気】華やかな素敵空間
【私のおすすめ度】B
★私のおすすめ度格付(僭越ながら)
AAA 大満足！絶対おすすめ
AA 満足！超おすすめ
A おすすめ
B 可もなく不可もなく
C 人によってはおすすめしない
D おすすめしない
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