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涼やかな空気を刺すように
生憎の雨が降る秋の入
こんな日の昼食は海鮮に限ります
行きつけの寿司屋への道すがら
視界の端にとらえた「海鮮丼」の字
肴時々酒 海市
限定20食 海鮮丼
灯台下の盲点でした
夜に舌鼓を打った記憶があり
昼もやっているとは知らなかった
踵を返し迷わず入店
器は浅く上品ながら
どっさり盛られた刺し身
赤身あり、青魚あり、漬けあり
奥には松前漬け、海苔に大葉、鰹節
山頂には漬けにされた卵黄が鎮座
豪華絢爛に気持ちが昂ぶります
ご飯が冷たい酢飯ではなく好感
一切臭みのない切り身
新鮮さがうかがえる
さっと掛けられた醤油も良い
少しずつ山葵を取って食べ進めます
ご飯を半分残して出汁を注文
まわし掛けてひつまぶし風
あっさりと上品な出汁
残った山葵も溶いてさらさらり
温かさが肚に落ちほっと息が漏れます
「生憎の雨ですね」
紙幣を受け取った店主が一言
「近くて助かりました」
外では依然降り続く細い雨
美味しかった
晴れの日にまた
ご馳走様々
【お店】肴時々酒 海市
【アクセス】野田阪神駅より徒歩すぐ
【メニュー】海鮮丼 1,000円
【雰囲気】割烹居酒屋
【私のおすすめ度】AA
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★私のおすすめ度格付(僭越ながら)
AAA 大満足！絶対おすすめ
AA 満足！超おすすめ
A おすすめ
B 可もなく不可もなく
C 人によってはおすすめしない
D おすすめしない
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