「肚に沁む透明に近いイエロー」- 小洞天 ラーメン


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外観1

 

地図では確かにここだがと
ビルに踏み行って奥の黄色い看板
なるほど分かりにくく穴場感ある立地

 

外観2入り口

 

引き戸を開ければ先客の背中
カウンター席のみの狭小店

 

 

小洞天
ラーメン

 

 

チャ!チャ!チャ!

 

寸胴に向かって木の柄を振るう
大将の湯切りの音が小気味よい
調べるに50年近く営まれているとか
数え切れぬほどの湯切りをして来られた
そう思って眺める所作は達人の手さばき

 

チャ!チャ!チャ!

 

その表情は一振り一振りに真剣
注文を聞く時のあの穏やかさとは別人
ラーメン一杯に対する真摯さが垣間見える

 

丼面

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透きとおるスープをひとくち
少し塩が強い
ん そうでもない
いや やはり塩が強い
あれっ そうでもない
そのうちに舌が慣れて良くなる

 

表面に張る脂の熱さに舌痺れながら
溶け込んだ旨味成分を探す
うーん…?
変化球なしの直球勝負か

 

透き通る鶏がらの清湯に
脂は豚のそれだろう
塩だれの香味 胡椒の刺激
構成はとてもシンプルで洗練されている

 

麺リフト

 

歯切れ良い麺が纏うスープが
食道を通り胃に沁みるのが分かる
肚の底からじんわりと温かい
“飲んべえ達の癒やし”
麺を使ってスープを飲む感覚
湯切りが甘ければ薄まって台無しだろう

 

 

チャ!チャ!チャ!

 

大ベテランの業に触れた夜
ありがたやありがたや
ご馳走様々

 

 

【お店】小洞天
【アクセス】日本橋駅から徒歩3分
【メニュー】ラーメン 650円
【味】シンプルで香ばしい
【雰囲気】隠れ家的狭小店舗
【妻の興奮指数】保留(不在)
【俺のおすすめ度】A+

 

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★俺のおすすめ度格付(僭越ながら)
AAA 大満足!絶対おすすめ店
AA 満足!超おすすめ店
A おすすめ店
B 可もなく不可もなく
C 人によってはおすすめしない
D おすすめしない

 

 

 

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