「むちゃくちゃ美味しいなんて言わないでいることも出来るわけだが」烈志笑魚油 麺香房 三く 肉かけラーメン


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この日は職場で結成された麺類愛好会「ラーメンス」活動初日。代表 M.C.ハマー(※)氏と、仮入会メンバー コイチャンと、新福島の “烈志笑魚油れっししょうゆ 麺香房めんこうぼう 三くさんく” にお邪魔します。変な店名ですが大変人気で、タイミング良くすいてる時間に入れたのはラッキーです。
(※) 麺に・クレイジー・ハマー

何かラーメンの説明
券売機

やけに愛想の良い店員が出迎えてくれます。券売機の前で腕組みして迷っていると、店員が横から的確なアシストを入れてきます。僕は洋服屋や家電量販店でも構わず放っておいてほしいタイプなので少々行き過ぎた接客と感じましたが、これが嬉しい人もいるでしょうし、実際のところ少し助かります。

いきなり!小鉢

案内された席には突き出しのようにきんぴらごぼうの小鉢が置いてあります。まったく理解不能で余計なお世話ですが、折角なので遠慮なくいただきます。味はふつうです。こういう心意気はプラス評価に直結するので、アドバタイズの観点からも実に合理的で抜かりない施策と言って良いでしょう。

いりこが乗っている丼面

10分ほどで着丼です。いりこが1匹、チャーシューの布団に寝かされています。いりこをそのまま食えて喜ぶ人は少ないんじゃないかと思いますが、煮干しの出汁を使っていますよということがパッと見た目で伝わるなかなか冴えたアイデアです。

かつお粉?

スープを飲んでみると、ものすごい煮干し、魚粉、魚粉です。家庭でお好み焼きにふりかけたりするかつお粉みたいな味がするので、スープ表面の粉はそれかも知れません。出汁が、ラーメンのスープというより、節系の煮汁そのものです。まったく、これはやり過ぎです。はっきり言ってクレイジーです。なんですかこの奥行きは、この潔さは、このバランスは?有り得ない完成度で美味し過ぎます。

細めのちぢれ麺

麺は細めのちぢれ麺。ちょっと固茹でな感じで、ズルズルッ!と軽快なすすり心地です。口の中でプリプリとほどけて、節の出汁ともよく合います。やれやれ、呆れたものですね。これはラーメンというより、もはやそばです。中華そば、いや、和風中華そば、というか、ラーメンとかけそばの合いの子、もとい、かけそば風ラーメンです。……だから “かけラーメン” でいいのか。ふ…フン、納得です。

ジューシー肉

チャーシューは柔らかく煮込まれていて、噛むとホロリとほぐれて旨味が滲みます。これはご飯が欲しいやつです。もしや麺と飯の組み合わせを自粛している僕のようなデブへのあてつけでしょうか?いい加減、旨味が出過ぎです。仕方がないので飯の代わりに麺をすすります。むっこれはこれで……まあ、麺でもいいでしょう。ともかく肉増しは正解です。

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M.C.ハマー氏のつけ麺は何か粉まみれ

緻密に作り込まれた和のテイストを前に、なんとなく七味が欲しくなってカウンターを見渡しましたがありません。食後にスマホで調べるに、店員に声をかければ個装の七味がもらえるとのこと。いやそこは予めそう教えてくださいよという気持ちです。

帰る客のためにドアを開けて送り出す、に留まらず、外まで出て深々と頭を下げる店員。狂気を感じるほど厚いホスピタリティに対して僕は、ドアは自分で開けるから七味の案内をしてくれよと思いました。また近々、そういったことに自ずから気が付けているかどうか?確かめに来てやろうと思います。ご馳走様々。

【お店】烈志笑魚油 麺香房 三く
【アクセス】JR新福島駅から徒歩3分
【メニュー】肉かけラーメン(並) 1,050円
【味】クレイジー煮干し醤油ラーメン
【雰囲気】小綺麗な店内と過剰な接客
【私のおすすめ度】AAA

 

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★私のおすすめ度格付(僭越ながら)
AAA 大満足!絶対おすすめ店
AA 満足!超おすすめ店
A おすすめ店
B 可もなく不可もなく
C 人によってはおすすめしない
D おすすめしない

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