大仏cafe 大仏サンド
以前に食べたことがあると言う妻の勧めで、車で少し走ったところにある喫茶店「大仏cafe」のメンチカツサンドをいただく。曰わく、確か調理に時間がかかったとのことで、電話で予約を入れ、持ち帰って一緒に食べることにした。荒梅雨の空の下、慎重にクルマを走らせた。
シックにまとめられたロッジ風の店内。キッチンに立つ人の良さそうな女将さんと、えらく器量のよいホール係の女の子が私を迎えた。名を告げると女の子がおずおずとした様子で歩み出てきた。「あのう、お持ち帰りだと箱代100円追加になるんです…」うん、ええんやで、オッチャン100円でも1,000円でも払たろ、ただそういうことは先に言うんやで、と思いながら、アアエエヨとだけ応えた。女の子はキッチンに戻り、またおずおずとした様子で戻ってきた。「あのう、お持ち帰りだとこんな感じになります…」割り箸をテープで貼り付けた紙製の箱をむき出しで渡された。えぇ……ま、まぁええよ、こんな雨の日に袋もないのはちょっとあれやけど…、と思いながら、アアエエヨとだけ応えた。
家に帰って早速、じゃーんと開封した。「ほ~」思わず感嘆の声が漏れた。でかい。メンチカツが分厚く、上から下までとてもひとくちじゃ頬張れそうにないサイズ。さすが大仏と冠するだけある。箱を覗き込んだ妻がそうやろ~と言って頷いた。手拭きを絞りグラスに牛乳を注いで準備万端、いそいそと “大仏サンド” の包み紙をほどいた。
“大和ポーク100%使用” と謳うメンチカツは見た目に反して軽く、味付けも大人しめ。また歯ごたえもハンバーグのようにやわらかく、肉屋などで売っている、あの固くて味が濃く牛脂のにじむミンチカツとはまったく違った(あれはあれで美味しいが)。ほどよくドレッシングのかかった大量のきざみ野菜がシャキシャキと心地よい。堂々たるメンチカツの陰で、玉ねぎとトマトの名脇役ぶりが光った。
うーん、ウマシ。
どの具材もワザとらしさがなく、どこか家庭的で自然な味わいは、味の濃い外食を避けがちな妻が勧めるだけあった。そしてボリュームも満点、一人前ふた切れを食べたら腹いっぱい。そしてメンチカツが軽いので腹にもたれない。パンをちょっとトーストするとなお良さそう。今度食べる時はそれやな。ご馳走様々!
※“大和ポーク” とは、奈良が育てたうま味自慢の美豚のこと。詳しくはこちら http://www.yamatopork.com/
※店名にもメニューにも “大仏” を冠しているが、東大寺の大仏がある奈良市とはかなり離れているので注意。
【お店】大仏cafe
【アクセス】近鉄五位堂駅から徒歩20分
【メニュー】大仏サンド(持ち帰り)900円
【味】濃すぎない家庭的うまさ
【雰囲気】おしゃれなロッジ風
【妻の興奮指数】69
【俺のおすすめ度】A+
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★俺のおすすめ度格付(僭越ながら)
AAA 大満足!絶対おすすめ店
AA 満足!超おすすめ店
A おすすめ店
B 可もなく不可もなく
C 人によってはおすすめしない
D おすすめしない
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