
今年の3月29日にリニューアルして、なんか良くなっているらしいと妻が言うので、「野菜と楽しむAUTUMUN BUFFET(オータムビュッフェ)」とやらに行ってきた。会員価格とはいえ4,000円を切るホテルバイキングは多くない。私はコストパフォーマンスに期待して車を走らせた。
結論から言うと、マルシェダイニング ネンは私の期待に十二分に応えた。
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開店前は店頭の小さなロビーで待ち合い。時間になるとひと組ずつ名前を呼ばれ入店。フロア奥の座席への道すがら、和食コーナーです、こちらは中華です、といった具合に簡単にビュッフェコーナーの案内をする黒服スタッフ。落ち着いた振る舞いがいかにもホテルマンのそれで安心感を覚える。座席はいずれも広々と間隔を設けて据えられ、ゆったり過ごせる雰囲気を醸していた。
ひとくちずつ食べても腹一杯になりそうなほど品数豊富な料理は、ドリンク、デザートまで含めると恐らく50種類以上はあった。お気に入りを見つけてリピートするためにも、皿に取る品と量をよく考える必要性を感じた。




可能な限り多くの料理を吟味し、胃袋が張り裂ける寸前まで堪能した結果、特に印象に残った10品を以下に紹介する。
天ぷら ☆☆☆☆☆
海老、茄子、エリンギ等、揚げたてに塩をつけていただく天ぷらは素晴らしい。タネは小さいが、新鮮な材料を綺麗な油で揚げられていると分かる。サクサクふわふわ!
ローストポーク ☆☆☆☆☆
柔らかく仕上がったジューシーな豚ロースに、ちょっと甘じょっぱいソースが掛かって抜群の美味しさ。ライブキッチンはいいけど、もっと次々どんどん出してほしかった。
麻婆豆腐 ☆☆☆☆
本格中華らしい香辛料が効いた、ピリ辛の麻婆豆腐。茄子と豆腐のダブル主役。ご飯にたっぷり掛けて麻婆丼にして掻き込みたい!
シャインマスカット ☆☆☆☆
スイーツコーナーの端にそっと置かれた薄緑の粒々。大粒でパリッとジューシー。これ30粒くらい食べれば元が取れると思った。
酢豚 ☆☆☆
やわらかお肉ゴロゴロ。酸味と甘さのバランスが良く、濃いめの味付けなのにあまり気にならず箸が進んだ。
ベジタブルメニュー ☆☆☆
新鮮な葉物はもとより、趣向を凝らした前菜系の品々が楽しめた。どれも上品で、まずはコレ!と言って良い。
鶏のから揚げ(油淋鶏) ☆
ビュッフェと言えば唐揚げだが、そうでないパターンが存在した。パリパリの衣と甘い味付けが邪魔をする。違う、そうじゃない。
野菜の巻き寿司 ☆
薄く切った太めの巻き寿司を横に倒して、野菜ペーストなどを乗せたブルスケッタ風の料理。独創的ではあるが腹を膨らせるだけだった。
パスタ ☆
悪くないけど麺がパサパサしてた。
点心 ☆
食べなくてヨシ。

例によってスイーツはいただいてないが、妻曰く限定の栗クリームのモンブラン(くまモンのクッキー付き)はボリュームがあって腹が膨れたのと、コーヒーゼリーはクオリティ高かった、とのこと。
あ、それから、アイスコーヒーは豆挽いてドリップする機械から出るのと、ポットに入れて置かれているのがあるが、後者は飲めたものではなかった。
以上をまとめると、品数、コスパが売りであるがゆえか、気合の入った料理は目を見張る美味しさだが、数合わせのようにチープなものもありギャップが大きい。好きなものを食べてゆったり過ごせる、リッチな空間としてはステキ。
あと余談だが、たくさん居るスタッフや料理人たちの中で、寿司を握る職人だけ外国人だったのがなんか印象的だった。ご馳走様々。


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