「アンニュイ!キーマ!」ヤドカリ食堂 キーマカレー


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戸を開くとアジアンテイストの狭い店内
ソファに掛けていた女性が立ち上がる
「…いらっしゃいませ」
素人っぽい雰囲気 だけど
奥行きのある物憂げなオーラが
その店主をどこか魅力的に感じさせた

ヤドカリ食堂
キーマカレー

ルーローと少し迷ってキーマ
相掛けもあるけど何か違う
そして目の前で露骨に始まるレンチン
まああれだよね
鍋より効率的だよね

酒のアテが沢山載った手書きの品書き
水ギョウザ パッタイ タコライス
厚揚げ チヂミ ハンバーガー
実に多国籍だね
パスタ “?” 円は時価なのかな

店内には大小さまざまなアンティーク
奥の壁には皇室カレンダー
穏やかに微笑む天皇御一家
内容を問わずこういうポスターの類って
店主の主義思想が垣間見えて良いね

色々考える間にサーブ
皿に盛られたベージュ色のソボロ
「美味しそう」とは言いがたいルックス
まあ肝心なのは味だよね

ぱらぱらほろほろお米粒
しっとりぽろぽろソボロ肉
ころころパコホクひよこ豆

ひよこ豆の食感は表現が難しい
上下の歯で挟むとパコッと割れて
噛む感覚はホクホクとしているんだ
だから合わせてパコホク食感
解ってくれとは言わない

ちなみに日本豆類協会によると
ひよこ豆はこの栗のような食感から
「くり豆」とも呼ばれるらしい くり豆

噛めばじんわり旨味がにじむ挽き肉は
淡白な味付けながらジューシー
スパイスは感じるけどかなり控えめだ

ソボロに染みた旨味を感じつつ
浅めに漬かったピクルスをかじりつつ
柔らかな小山をほいほい突き崩していくよ

美味しい だけど
キーマカレーというよりも
“旨味ソボロ混ぜご飯” という印象なんだ
個人的にはもっとスパイスの刺激が欲しい
インドの家庭で食べるキーマって
こういうものなのかな

ともかく多国籍な家庭料理で飲める
素敵で小さなお店なんだね
ご馳走様々

お店の名刺
外観

【お店】ヤドカリ食堂
【アクセス】近鉄布施駅から徒歩5分
【メニュー】キーマカレー 770円
【味】旨味そぼろごはん
【雰囲気】隠れ家
【私のおすすめ度】A

 

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★私のおすすめ度格付(僭越ながら)
AAA 大満足!絶対おすすめ店
AA 満足!超おすすめ店
A おすすめ店
B 可もなく不可もなく
C 人によってはおすすめしない
D おすすめしない

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