「これがラーメン新時代の幕開けなのか」 どストライク軒 総本店 特製ラーメン


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さあ、実に透明感のある面構え
鮮やかな紅の清湯スープであります
表面に揺れる脂がきらきらと煌めき
大振りな具材たちが所狭しと並ぶなか
中央に配置されたのの字のナルトが愛嬌を
三ツ葉が清涼感をそれぞれ演出しております
さらに後ろに控えてチラリと覗く細麺
「ここだよ、ここまでおいでよ」
そう私に囁きかけるようだ
さあ左手にスプーン右手に箸を握り
丼に向かってキャンサー(カニ)の構えだ
物言わぬ中華そばに覆い被さる巨体
まさに盤石の布陣であります
それではいざ実食と参りましょう
まずは鉄の匙でスープを掬い取る
具材の隙間と麺の上辺をなぞるように
いとも容易く計算された最適な入射角だ
唇をすぼめて熱いエキスを啜り取れば
はて、姉妹店のストライク軒よろしく
ガツンとパンチが効いてくるかと思いきや
想像以上にあっさりした味わい
果たしてこれは ん?
おっと、しかし? これはなんだ?
ピンチに駆けつけるヒーローのように
05年菊花賞のディープインパクトのように
あとから湧き起こるこれは?
こ れ は 旨 味 !
押し寄せる怒涛の旨味成分だ
鶏がら出汁と醤油の甘さのシナジー効果
大阪の民よ、英雄のお出ましだ
まぶたを閉じ心に刻むといい
鶏がらスープと題された荘厳なる叙事詩を
“極上” を雄弁に物語るものは何か?
それは味の濃さよりも旨味の強さ
どうだ、これが俺たちのラーメンだ
これがラーメン新時代だと
高らかに謳う至高のスープであります
続いてつまみ上げたる橙色の縦縞
この形状、プツリと切れる低加水麺か
視覚に頼った浅はかな経験則は外れ
魅惑のムチムチ食感に驚きを隠せない
期待以上に弾力ある噛み心地だ
練り上げられたグルテンの立体構造に
旨味スープが隅々まで染み渡っているぞ
スリムとグラマラスの麗しき共存
さながらボディコンギャルであります
ラーメン鉢のマハラジャに舞う
艶やかなカーボハイドレート(炭水化物)
脂肪と糖の吸収は加速して参ります
半熟玉子にメンマにチャーシュー
ワンタン団子をついばみながら
啜っては飲み、啜っては飲み
無慈悲な将軍様の進撃は続く
さあ具を粗方食べ終えたところで
手に取ったのはきざみネギの入った器
どなた様もご自由に入れ放題とのことだ
据付のトングで挟ん…
挟 ま な ー い !
白飯にふりかけを掛けるように
器からダイレクトに注ぎ入れていく
麺の上に盛り上げたる緑色
少し早めのクリスマスツリーなのか
スプーンで切り崩しスープに浸せば
鶏がら醤油をネギの風味が蹂躙していく
さあ、ざばっと豪快に掬って口へ運ぶ
果たして大丈夫なのか?
スープが台無しにならないか
強いネギの香りで
折角の旨味スープが台無しに
な ら な ー ー い !
旨味と香味が互いに干渉せず並行する
言わば美味しさのマルチタスク
さあここからは単純な反復運動だ
ネギをスープに浸して麺と絡めて啜る
絡めて啜る、絡めて啜る、啜る啜る!
止まらないピストン運動は
日本国憲法第13条 幸福追求権の行使だ
捕食者をこうも駆り立てるものは何か
それは旨味と香味と食感の三すくみ構造
幸福のトライフォースであります
あっと、気がつけば既に麺は無く
最後のひと掬いでスープもフィニッシュ
いわゆる “全汁” というやつであります
眼前に現れたイラストは
お茶目に舌を出すりりしい眉毛の少年だ
私が丼底をのぞくとき
彼もまたこちらをのぞいているのか
焦点の定まらない少年の瞳に映るのは
顧客満足か、はたまた自己実現か
最早そんなことはどうでもよく
私は私の欲求を存分に満たし
大満足のご馳走様々であります

2016.11. ストライク軒 ストレート
http://fuji-gochi.com/?p=2146

【お店】どストライク軒 総本店
【アクセス】大阪駅前第2ビルB1
【メニュー】特製ラーメン 880円
【味】うま出汁鶏がら醤油
【雰囲気】サッと食ってサッと出る感じ
【私のおすすめ度】AA

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★私のおすすめ度格付(僭越ながら)
AAA 大満足!絶対おすすめ店
AA 満足!超おすすめ店
A おすすめ店
B 可もなく不可もなく
C 人によってはおすすめしない
D おすすめしない

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