「美味い美味くないでは測れない世界」- 尼崎 大貫本店 中華そば


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暗めの外観

 

 

創業から100年ラーメン屋をやっている店らしい。100年注ぎ足し使い続けているという醤油だれのスープと、伝統の足踏み製法とやらでこねたたまご麺がウリらしい。素晴らしい年季の入りようだが、そのことに対する評価とラーメンの美味しさとはまた別の問題だろう、と割り切って入店。

 

 

尼崎 大貫本店
中華そば

 

 

丼面は無骨

 

スープは「レトロな中華そば」をばっちりキメ込んでいる。主張しすぎず、しかしクセが無いわけでなく、独特の風味を有している。好きな人は好き、でも嫌いな人は少ないのじゃなかろうか。こんな、美味しいのか美味しくないのかよく分からないスープは初めてだ。これはこういうもの、と理解して傍らに置いておく。

 

ぱつぱつの麺

 

ぱっつんぱっつんの麺はぐんぐんと歯を押し返す弾力を有している。このコシの強さはまるで、中華麺の色かたちをした讃岐うどんだ。さればとてうどんのような伸びはなく、代わってブツッとした歯切れの良さが際立ち、それがラーメンのレトロさに拍車をかけている。余所にはない、おもしろい個性だ。

 

シンプルなトッピング

 

ベーコンみたいなチャーシューはドヤ顔の食べ応えアピール。メンマとキクラゲもでかめで存在感がすごい。見るからに無骨で、華やかさは欠片もないが、それはそれで統一感を持たされたトッピングが、シンプルイズベターを体現している。

 

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確かに強烈な個性を放つ異色のラーメンだが、一杯850円はかなりの強気価格だ。焼き飯小とセットで1,500円とは、さすがに二度見するレベルだ。焼き飯にも相当な年季やこだわり、さらにボリュームもあるみたいだがそれにしてもだ。だが100年もの間、これで営業しているということは、根強い固定層があるか、何らかの秘密があるかだ。

 

食べ終えてみると意外に腹が膨れる。あの力強い麺が胃袋を占拠している。これは腹持ちも良さそうだ。なるほど、伝統の足踏み製法の麺にはこういう良さもあるか。尼崎の名物店の味を、この舌と胃で確かめられて良かった。

 

ご馳走様々。

 

強気な基本メニュー

さらに強気なセットメニュー

ラーメンと焼き飯の案内

 

【お店】尼崎 大貫本店
【アクセス】阪神尼崎駅から徒歩5分
【メニュー】中華そば 850円
【味】レトロ中のレトロ
【雰囲気】一般的な大衆中華料理店
【妻の興奮指数】保留(不在)
【俺のおすすめ度】A

 

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★俺のおすすめ度格付(僭越ながら)
AAA 大満足!絶対おすすめ店
AA 満足!超おすすめ店
A おすすめ店
B 可もなく不可もなく
C 人によってはおすすめしない
D おすすめしない

 

 

 

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