-- スポンサーリンク --
どこにあんだよこの野郎とすぐ腹を立てるせっかちで地図の読めない方は来店を控えられたほうがいいかな、という立地。飛び石が敷かれた小径の先、木陰の奥にドアが見えて、およそ店の思惑通りの期待感を醸成する。玄関から細い廊下を通った先に、二階へ吹き抜けた、木が基調のシックな空間があらわれる。
隠れ家的フレンチレストラン
周囲を背の高い建物に囲まれた、隙間に佇む店構えゆえの薄暗さを活かした室内の演出は、むしろこのようにしか応用できないのではないかという気さえする。サワサワと賑わうテーブルの間を滑るように行き来する、わざとらしいくらい丁寧な接客をするウエイターの男性は、雰囲気、船越英一郎。来客ひと組ひと組に、何か探りを入れてくる潜入刑事のような応対で、ちょっとおもしろい。
-- スポンサーリンク --
オープンしてすぐの頃に同僚と訪れた記憶をたどり、ボリューム重視でステーキランチ。まずサラダ、こちらは特筆すべきことはない。続いて自家製というパン、トマトを練り込んだりしてオリジナリティに工夫している。メインのステーキ、好みのソースだが少々塩味が強く、添えられた大量のポテトについては、こちらも特筆すべきことはない。なんだろうか、料理は、普通だ（少なくともランチは）。ちなみに妻が食べていた、野菜がごろごろ入ったグラタンのほうが美味しくて、悔しかった。妻はいっぱい分けてくれた。やさしい。
ランチをいただいた限りだが、こういったザ•隠れ家な店を知っていること、古民家の様相を活かしたオトナを感じさせる空間、普段食べる機会のないフレンチな昼食のウンチクひとつに、キャース、ステキィーてなるような、まだ舌も若い女の子を連れて行くと喜んで、それでホテルまでついて来てくれるんじゃないでしょうか？
よろしくお願いいたします。
御馳走様。
【お店】ブラッセリー エール
【アクセス】JR大阪環状線 福島駅から徒歩約5分
【メニュー】ステーキランチ、グラタンランチ 共に1,200円
【味】ステーキとグラタンを比べてグラタンが美味いと思ったのは初めての経験
【雰囲気】オシャンティーな隠れ家
【妻の興奮指数】72
-- スポンサーリンク --
