あべとん ミックスモダン+すじ


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あべの横丁

外観

 

11時の開店よりも10分ばかり早く着いたので店頭に立って食品サンプルを眺めていると、遠藤憲一似の強面な従業員がふらりと出てきた。「お兄さん、ここで待つんやったらね…」おや、何か怒られるのかな?と思った途端、彼はニカッと歯を見せた「どうぞ、中で座ってお待ちください!」(70イイネ)

 

 

あべとん
ミックスモダン+すじ

 

店に入るとまず目に留まるのは、長いL字型の、鉄板一体のカウンター。いか八朗風のご老人が大将らしく、カウンターの向こうで鉄板にてこを立ててニコリ、首をすくめるように小さく会釈をして見せた。「いらっしゃい、11時までもうちょっとお待ちくださいね」ほとんどフガフガだったが、おそらくそう言ってくれたのだと思う。(80イイネ)

 

店内をみわたせば大衆的な趣が親近感を抱かせる。「行きつけの店」にして仲間を連れて来たい、そんな気持ちになる。まもなく開店という頃に、腰エプロンを巻いた若い衆が2人元気良く入ってきて来た。何やら楽しそうに開店準備を進める4人の、仲の良さそうな雰囲気が伝わってきて少しなごむ。(90イイネ)

 

やがて開店するや二組が入店。
そのあとも次々と客が暖簾をくぐる。

 

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満島真之介似の若手が目の前でてこを振るう。いわゆるイケメンの彼が焼き場を仕切るらしく、フガフガと言ういか八朗と連携しながら手際よく調理を始めた。中川大志風の若手従業員がテキパキと身軽にホール業務をこなし、加速的に賑やかさを増していく店内には、ふわっと香ばしい匂いが満ちて空き腹を刺激する。(95イイネ)

 

鉄板で焼かれるモダン

 

当然と言えばそうだが、最初に私の注文したモダンが焼かれる。小判状に敷かれた生地の上へ、いか八朗が隣で焼いたそばを乗せる。正円状でないモダン焼きを食べるのは、自分で焼く場合以外には初めて。スッと満島がスライドさせてきたモダン焼きの表面で、ゆっくりとうねる鰹節と、てらてらと照り返すソースの艶へスマホを近づければゴクリ、意図せず喉が鳴る。(98イイネ)

 

モダン焼き

モダン焼きアップ

 

ドンとてこを刺し、端から四角く切り取って口に運ぶ。舌にぐっと来る濃いめの甘辛ソースには、酢をまぜたような少々の刺激と、湧き上がる旨味がある。この濃厚さはソースと言うより、そういう味噌みたいだ。しっかり焼けた生地とたっぷりそばの厚みで、少しだけ切り取ったつもりでも口いっぱいになり、それから、もぐもぐと、粉物を噛む幸せを感じる。ビールを飲みたくてしょうがない。プリプリいか・えびが頬の内で踊り、豚肉はカリッとよく焼けて香ばしく、すじ肉から旨味があふれだす。

 

リフト

 

うまい… (100へぇ)

 

 

こてこての大阪をサクッと楽しむにはうってつけの良店。今度は妻も連れてきてあげたい。そして今思い返せば、中川大志似と言ったホール担当の彼は、中川大志よりどっちか言うとマークザッカーバーグのほうが似ていた気がする。ご馳走様々。

 

【お店】あべとん
【アクセス】各線天王寺駅から徒歩5分程度
【メニュー】ミックスモダン+すじ
【味】うまからソースが香るモダン
【雰囲気】伝統的な場末の粉物屋
【妻の興奮指数】保留(不在)
【俺のおすすめ度】AA

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Comments

  1. 通りすがり

    70イイネ → 80イイネ → 98イイネ → 100へぇ

    え?「へぇ」なの?

    と、思いました!

    お店の雰囲気、大事ですよね。あと店員さんも♪

    1. Post
      Author

      >通りすがりさん
      そうなんですよ!活発で楽しそうに働く店員さんたちの元気は、店の活気につながりますね。
      また行きたい店の筆頭格です(25ふ~ん)

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